手帳は忘れたくないことをそっと伝えておける、心強いツール

手帳は忘れたくないことをそっと伝えておける、心強いツール

松井英里さん / PR

イタリアに本社を置くアイウェアカンパニーで、PRに携わる松井英里さん。14ものアイウェアブランドのPR活動をおこない、複数のアポイントメントやプロジェクトを抱える中で、1週間を俯瞰して見ることができるEDiTの週間バーチカル手帳が役立っています。

人と共有する必要がある予定はデジタルで、覚えておきたいTO DOやメモは手帳に......と、デジタルとアナログをスマートに使い分ける松井さんの手帳は、「記憶だけではちょっと心配」な内容を書き留めておける心強いツールになっているようです。

PHOTO : 吉崎貴幸

頭の中にブランドのポジショニングマップを描いて

訪れたショールームには、さまざまなブランドのアイウェアが壁一面にずらりと展示されていました。アイウェアにおける世界最大級のシェアを誇るイタリアのアイウェアカンパニーの日本代理店でPRを担当する松井さん。頭の中で常にブランドのポジショニングマップを思い描きながら、日々、戦略に思いを巡らせているそうです。

「このブランドだったら、どうしたらかっこよく見えるか、どうしたらニュースが拡散するか、どんなメディアに刺さり、そのためにはどういう切り口が必要か……。いつも頭の中でそれぞれのブランドのポジションを思い浮かべ、パズルのように組み立てながら最適な方法を探しています」

ショールームに立つ松井英里さん

そんな松井さんは、同時進行で進めていく複数のプロジェクトにおけるTO DOを、EDiTの週間バーチカル手帳で整理しています。以前は1日1ページタイプの手帳を使ってみたこともあったものの、コンパクトに自分のやるべきことだけを把握するには、週間バーチカルが合っていると感じたそうです。

予定はデジタルに、自分のTO DOは手帳に

メディア関係者など社外の人との予定のほか、各ブランドのプランニングチームと社内で打ち合わせることも多いという松井さん。毎日のスケジュールは社内で共有できるソフトを使用し、手帳には予定に関連するTO DOやメモを書き込むようにしているそうです。

「たとえばスタイリストさんが来社する日までに集めておく商品サンプルをチェックしたり、ミーティングまでに用意しておく資料を書き留めておいたり。細かいスケジュールまでは手帳に書きませんが、予定に合わせて自分がやるべきことを予定の横に箇条書きで書き出しています」

【ウィークリーページ】

松井英里さんの週間バーチカル手帳の使い方

① 日付の上部には、その日中のミッションを記入

② 下部には、緊急性の高い週ごとのTO DOをメモ

③ 文字の色は視認性を高めるため、できるだけシンプルに。基本カラーは黒で、重要な部分は紫を使用

④ 右下の前後月により、スケジュールを目視できる点がお気に入り。次月の予定に合わせてTO DOを計画できる

⑤ 資料作成などでしっかり時間を取りたいときは、四角で囲んでブロック。時間配分の意識づけにもなる

※この使い方は、2018年版(平日重視タイプ)を使用した例です

「ここにすべて集めればいいんだ」という安心感

「今までは記憶に頼ってその時々の資料にメモをする程度でしたが、あまりにも抱えるブランドが増えてきてしまって。ばらばらと資料に分けるよりは、きちんと1冊に仕事を集約したほうが自分自身の整理のためにもいいと、最近になって気づいたんです(笑)」

外出先には持ち歩かず、手帳を会社のデスクに置いて使用している松井さんですが、出先で思いついたちょっとしたアイデアやTO DOなどは小さいメモ帳などに書き込み、あとから手帳に貼り付けているそうです。

週間バーチカル手帳を手に持っているところ

「手帳がなくても生きていけるような気がするのだけど、なければないですごく不安。ここに情報を集めればいいんだ、と思う場所をすぐ側につくっておくと安心できますね」と、松井さんにとって手帳は“忘れたくないことをそっと伝えておける”存在なのだそう。

そして、「見せられないけど……」と、巻末のメモページにアイウェアの年間コレクションに関するメモや、覚えておきたいエクセルの小ワザ、つい忘れがちな各設定のパスワードなどを書き込んで活用していることも教えてくれました。

同じ方向を向いていくためにも、話し合いは重要

華やかなイメージのある松井さんの仕事ですが、一方で外資系のPRとしての役割の難しさも感じているそう。

「国内でプランニングしているプロモーションについて、ブランドのコントロールをしている海外の本社に日本という国の文化を説明したうえで、“このマーケットではこれが刺さる”と英語でわかりやすく説明するのは難しいですね。本社のやりたいことと、国内のマーケットでやりたいことが一致することは少ないので、その落としどころを見つけながらアジャストしていくのには時間もかかります」

サングラス

海外と国内、双方の意見を汲みながらも自信を持って自分のやりたいことを進めていくためにも、チームやビジネスパートナーと常に同じ方向を向いていることが大事だと松井さんは言います。

「ミーティングや話し合いの場は重要だと思っています。社外の人とも、電話で1時間くらい喧嘩しながらの打ち合わせをすることもしょっちゅうですが(笑)、そうしてお互いの思っていることをすり合わせながら、ブランドの魅力を最大限に引き出していけたらいいですね」

苦労話をしながらも、松井さんの笑顔が絶えないのは、PRの仕事を自分らしく楽しんでいるから。

インタビューに応じ笑う松井英里さん

「PRをやっていてよかったと思うのは、やっぱり色々な人と関わることができることですね。とくに私が大きく関わっているハウスブランドは、アイウェアではあるけれども、ファッションの一部としてだけではなく、“ライフスタイルブランド”と打ち出しているため、音楽やカルチャーとの結びつきが強いんです。その分、関わる業界も最新の音楽クラウドサービスや野外フェスティバルなど多岐にわたり、幅広いプロモーションにチャレンジできる。さまざまな業界の方を話すと視野が広がるし、何かいっしょに面白いことができないか、といつも考えることができるこの環境は刺激的ですね」

取材の途中にも電話が鳴り、カラッとした笑い声をあげながら応じていた松井さん。ブランドへの思いを共有し、同じ方向に向かっている頼もしいパートナーたちとの関係を築きながら、これからもEDiTに新しいTO DOを綴っていきます。

松井英里さん
松井英里 Eri Matsui
PR

イタリアに本社を置くアイウェアカンパニーでPRを担当。展示会や商品の貸出、プレスリリース配信などを通じてさまざまなアプローチを行い、日々メディアとの関係構築に力を注いでいる。